2007年09月30日

引越し

「MIX犬 花ちゃんのめざせ災害救助犬」は、

犬もおだてりゃ人捜す
という新しいタイトルで、お引越ししています。

http://blog.goo.ne.jp/inubaca


訓練はボチボチ続けていますから、よかったら覗いてみてください。


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2007年05月10日

植松4丁目の夕日

私が生まれ育ったのは、大阪府下のベッドタウン。
今でこそ駅前は、当時を偲ぶ影もないほど、発展しているようですが、昭和40年代のその頃というと、まだ大阪市内に向かう電車に材木や石油を積んだD51がシュポシュポと煙を吐きながら、並走しているような有様でした。

国道以外は車がすれ違うのがやっとの道路に、マッチ箱のような家がひしめく町は、今から思えば随分とゴチャゴチャしていました。
私の生家の横は、人ひとり通るのがやっとの狭い路地で、この路地に沿って長屋がありました。
間取りは4畳半と6畳の和室に土間にある台所とあとから無理やりくっつけたトイレ。
当時のことですから、もちろんお風呂はありません。その界隈では、むしろ家庭にお風呂のないのが普通でした。
この長屋に何世帯もの家族が暮らしていたのですが、そのなかに一人暮らしのおじいさんがいまして、今日はこのおじいさんのお話です。

このじいさん、野良犬を見かけると連れて帰ってきてしまいます。
荷造り用のヒモを犬の首にくくりつけて玄関先で飼うのです。
犬は飼っちゃダメ、と家主であるウチのばあさんがいくら注意しても「ハイハイ、すいません。すいません」と口では言うものの、ちっともすまなそうじゃない様子が子供の目からみても面白い、懲りないじいさんでした。
かといって、近頃たまにニュースなどで見かける犬屋敷になるかというと、そうでもない。
劣悪な食料事情がイヤになるのか、はたまた元の自由な暮らしが懐かしくなるのか、犬のほうから脱走して、いつのまにかいなくなるのでした。
でもって、じいさんは犬がいなくなると、またどこかで拾ってくるのでした。
こんなことばかりしていたので、近所でついたあだ名が「ハチコのおっさん」
ハチコというのは、忠犬ハチ公のことで、大阪弁で言うと最後のウの音を発音しないので、こうなるのです。エテ公(猿)を「エテコ」と言うようなもんですね。
とにかく、犬を拾っては忠犬ハチ公のようになれとかわいがるのですが、なぜか逃げられることの繰り返しですので、親しみと揶揄を込めてこう呼ばれていました。

当時、家主の孫で幼児だった私に、飼ってはいけないという犬を飼っていることのせめてもの罪ほろぼしのつもりだったのかどうか、じいさんは私をよく家に招き入れてはアメやおせんべいをくれました。
仏壇ともいえないほどの、質素な棚の上には、軍刀を腰にぶらさげて、白馬に跨った陸軍将校の写真と位牌が飾られていました。
いつもニコニコして、どこからどこまでが冗談なのか本気なのかわからないようなじいさんが、その戦死したという一人息子の写真を眺めるときにだけ、さみしそうな目をしていたのを、今でもはっきりと憶えています。


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2007年05月08日

キャンプ イン 伊江島

せっかくの連休に家にいてはもったいないというわけで、伊江島にキャンプに行ってきました。
離島とはいえ、本部港からフェリーで30分ですから、朝出て夕方帰るという日帰りも可能な距離ですし、ユリの花が一面に咲く公園では、ゆり祭りが開催されていましたので、観光バスに乗った団体さんもわんさかでした。

ビーチに近いキャンプ場も、もちろんたくさんの家族連れで賑わっておりました。
幸い人気のないところにテントを張ることができましたので、久しぶりのアウトドアを堪能できると思ったら・・・・

キャンプといえばBBQ,そして夏にはまだ早いのですが、子供たちといえば花火ですね。
テントをたてるときに風向きまでは計算に入れていなかったので、ふと気が付けばほの暗いランタンに照らされた視界が一面曇っています。まるで雲の中に迷い込んだよう。
「おぉ、これぞ伊賀忍者の使う“霞の陣”という忍法じゃな。司馬遼太郎の小説で読んだことがあるぞ。この煙に紛れて手裏剣を投げれば、わしも霧隠才蔵なのじゃ」などと喜んでいる場合ではありません。
彼方から流れてくる、食べてもいない焼肉と、やってもいない花火の火薬のニオイにすっかり辟易したのでした。

救助犬の訓練では「風を読む」ってことが大事なのに、ハンドラーである私がこんなことではいけませんな。
でもね、それこそ肌で感じることができないほど微風だったにもかかわらず、風ってのは確実に流れているのがよくわかりました。
煙のおかけで、普段目に見えない風の流れを見ることができました。
犬たちの感じている世界を無理やり3Dで再現するとしたら、ひょっとしたらあんな感じなのでしょうか?

というわけで、今度から練習のときには風を見られるように発煙筒を持っていきます。
あら、それじゃほんとに遭難者ですね。
海上保安庁に「まぎらわしいことはするな」と怒られそうなので、やっぱりやめときます。


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2007年05月05日

こどもの日

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2007年05月02日

レスキュー

世はGW真っ只中ですね。沖縄ではやたらと「わナンバー(レンタカー)」を見かける季節になってきました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて先日、そんなGWを利用して、家人のお友達が東京から遊びにきていました。
で、他の友人も交えて夜はどこか居酒屋でも・・・・となったのです。
参加メンバーはアメリカ、カナダ、アイルランド、スペインそして日本人と関西人!
・・・って関西人も日本人ですけどね、でも大阪生まれの私が言うのもナンですが、関西人って日本人の中では異質ですよねー、とくに私の母親と親戚!! と、それはさておき。

そのなかで、沖縄在住のアイルランドの人(おぉ、U2の母国やんけ!)とお話していまして、ひょんなことからお犬様のお話になりました。
聞けばレスキュードッグに興味があるとのこと。こりゃ、最新のヨーロッパの救助犬事情でも聞けるのかと思えば、なにやら様子が違います。アレレ?????
興味があるのは、レスキューはレスキューでも、捨てられたお犬様をレスキューして里親を探すほうでした。

まるで使い捨てのように、犬や猫を捨ててしまう人がいるかと思えば、こんな風にせっせとレスキューする人もいる。
こんな人は一人二人ではないにせよ、どう考えても少数派ですから、いつまでたっても里親を待つ動物は後を絶たないのです。


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2007年04月27日

犬の嗅覚

人間にはどんな感覚なのかとても想像すらつきませんが、犬の嗅覚ってすごいです。
ここんとこ花を見ていてそう思いました。

救助犬の訓練というのは、空気中に漂う人間の浮遊臭をとらえて、そのもとになる場所を特定する(原臭をさがす)ということを、繰り返し練習するのですが、優秀な犬ともなれば、300メートル先のニオイにも反応することができるらしいです。
それも、ただ単に「誰かがいる」って漠然とわかるだけじゃなくて、人が複数いればちゃんと「このニオイとこのニオイは別モノ」ってわかるらしいんですね。スゴイなぁ。
まだまだ、ビギナークラスの花ちゃんは、そこまではいきませんが、でもよ〜く見ていると、風に乗ったニオイに顔を上げ「フッ」と反応する瞬間があります。
人間である私には、その様子から判断することは出来ても、もちろんニオイなど全くわかりません。
彼らは、草むらや市街地などをどんなふうに感じているのでしょう?
一度、体験してみたいもんです。

あれほど嗅覚が鋭ければ、うなぎ屋さんに行って、きっと蒲焼のニオイだけでおいしくごはんが食べられるに違いない、とバカボンのパパみたいなことを考えているのだ〜


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2007年04月26日

テレビ

1階から、2階のセカンドリビングにテレビを移動してからというもの、我が家ではほとんど見ることがなくなりました。
ニュースなどはテレビよりネットの方が早いし、また自分の欲しい情報を簡単に得られるので、見なきゃ見ないで、別にどうってことはないもんですね。
見るとはなしにつけっ放しのテレビをボーっと見ている時間を、他のことにあてられるので、電気代もかからず有意義なのです。
こんな単純なことに、もう何十年か早く気が付いていれば、今ごろは東大を出て、ナントカ省とかナントカ庁に潜り込み、天下りの順番を待っていたに違いないと思うのですが・・・・

だけど、ワンコ様関連の番組だけは別です。
新聞のテレビ欄で見かけるたびに、無理をしてでもついつい見ちゃうんですよね〜。
主役は大抵、おりこうさんなタレント犬ですから、横で寝そべる花に「ほら、よく見ろ。あんな風にするんだよ」と見せています。
しかし、花ちゃん、犬が出ようが、宿敵の猫が出てこようが、テレビの中の世界には全く反応しません。
「現実」というものを、飼い主よりしっかり認識しているのでした。


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2007年04月24日

買い物

近所のスーパーの特売日、よく「水曜安売り市」とか「木曜お肉特価デー」とかやってますね、あれに行ってきました。
一通り、野菜や果物や調味料なんかをカートに入れながら、お魚のコーナーへ

「ねぇ、干しえびってフープロにかけるとカルシウムとるのにいいんだって、買う?」

一瞬、お好み焼きでもないのに、なんで干しえび?と頭の中に“?”が点滅しましたが、
「あ、花のごはんってこと?ああ、買う買う」と干しえびをカートの中へ。

お肉のコーナーに移動すると、その日は特売日ですべて20%オフだそうな。
「鶏のササミ、買っとく?」と家人。
「ササミかぁ、モモ肉のほうが好きなんだけど・・・・あ、花の?ハイハイ、買う」

「ニュージランド産の牛肉はコマ切れと切り落としと、どっちがいいかな?」
「あの・・・・もしかして、花の?」
「うん」

花ちゃんは、とっても恵まれているってこと、わかってくれているでしょうか。

あ、でもこのあと「県産和牛」を買ってもらいましたからね、まだまだボスは私なのだ。
・・・・って、花と張り合ってる事自体、かなしーのかな?


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2007年04月23日

猛獣

先日の早朝、花を連れて散歩に出ましたら、我が家から50mも行かないところで、曲がり角の向うから「ハァハァ、ゴフ、ゴフ」となにやら獣の息遣いが聞こえてきました。
角を曲がって現れたのは、デッカイ♂のチョコラブ君でした。
頭が大きかったので、一瞬、また近所のフレッド(ピットブル)が脱走したのか?と見間違えたほど。
花の姿を見つけるや「ワァーイ、遊ぼう!」と猛然とダッシュしてきて、まとわりついて離れません。
しつこいので、ちょっと声で脅しをかけてみましたが、却って喜んでいる始末。
そのまますぐ近くの公園まで行きましたら、軟式ボールが落ちていましたので、「おお、これぞ天の助け」とばかり、拾い上げて遠くに投げました。
ボールを追いかけているうちに、姿をくらまそうとしても、彼はレトリーバー・・・・あっと言う間に追いついて、「ハイ、もう一度お願いします!」とヨダレまみれのボールを持って帰ってきてしまいます。
こりゃいかん、というわけで、再び無視を決めこんでも、花にジャンプして体当たりして喜んでいますから「ここは少々手荒だが、仕方がない」と前足の付け根あたりに本場ムエタイ仕込(ウソつけ)の膝蹴りをカウンターで食らわせました、ドスッ!! ところが・・・・・さすが、ラブですね、興奮すると痛くも痒くもないのです。
2、3度やってみましたが、攻撃されているってことすら、わかっちゃくれません。
あきらめて、とうとうそのままラブ君を従え、散歩を続けました。

リードにつないだ花を左に、つけとも言ってないのに、ピッタリとついてくるラブが右側に、
パっと見には、普通の2頭引きに見えたことでしょう。
ただ、ここで少々問題が・・・・・
早朝とはいえ、ウォーキング中の人やら、空き缶をさがすおじいやら、住宅地ですから誰か彼かとすれ違います。
その度に、ラブ君が「遊ぼー」と体当たりしに行ってしまうので、道行く人の冷たい視線が私に注がれます。
なもんで、いちいち「あ、これはウチの犬じゃありません。私もまとわりつかれて困っているのです」と言い訳しながら歩きました。
ホトホト疲れて帰宅し、ラブ君をそのままにして、まずは花を家の中へ。
虚勢済ですが、首輪をしていませんでしたから、きっと「脱走犯」だったのでしょう。
こんなことに慣れているようで、車道に飛び出すような素振りは全くありませんでしたから、花の足を拭いて様子を見に行ったときには、もう近くにはいませんでしたので、そのままほっときました。
きっと楽しい大冒険を終えて、今ごろは何事もなかったかのように、家でグーグー寝ていることでしょう。


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2007年04月20日

All for one, One for all

はやいもので、もうかれこれ一週間経ちますが、先週末の九州救助犬協会から講師をお招きしての訓練は、まことに得がたい3日間でした。
訓練部長であるK所長は、犬に関する知識、経験とも驚くほど豊富なのはもちろん、お話をうかがっていまして、そのお人柄にもいたく感激したのです。
また、全くの手弁当で駆けつけてくれた黒らぶ警備隊のお2人も、はじめは冗談半分で「いっしょに来ませんか?」と自分で言っておきながら、まさかホントにお越しになるとは思ってもみなかったので、恐縮するやら感激するやらで、とても感謝しています。

考えてもみてください。
このお三方は、「他人の犬を作る」ことに惜しげもなく手を貸してくれているのです。
これって実はすごいことなんですよ。

犬に限らず、モノつくりやセールスでも同じことが言えますが、熟練すればするほど、そう簡単に自分の技能や知識や経験を他人に披露することはありません。
犬の世界でもプロと言われる方々は特に、いわば「自分の犬」や「有償で預かった犬」を立派に仕上げることによって生活の糧を得ているわけですから、これは至極当然のことなのです。
世界中の犬が素人の手によって、みんな名犬になったら、失業ですもんね。
ただ、「救助犬」という分野においては、日本では全くのボランティアだというのが現状なので、育成から実働に至るまで、得られるものは「名誉」でしかありません。
それでも、自分の愛するワンコのためなら、まぁ、それもありでしょうが、他人にまで手を貸すなんてなかなか出来ることではないのです。

実働で成果を上げるだけじゃなくて、他所の育成を含め救助犬そのものの全体のレベルアップを図る、ひいてはそれが、きっと社会のためになる・・・・・その考え方こそが本当の「ボランティア精神」ではないでしょうか。
まだまだレベル1くらいの私と花ちゃんですが、そんな風に思いました。


既に黒らぶさんのブログでも紹介されていますが、股関節形成不全を持つワンコのハンドラーさんが、講義の中で質問しました。

「高所通過などが出来ないと、救助犬には向かないのでしょうか?」

K所長はホワイトボードに図を描きながら、

「例えば、このような倒壊家屋があったとします。足が悪いのなら上には登れませんよね。
でも、下からなら、周りからなら探すことができます。で、ここに小さな穴が開いていたとする、そしてこの小さな穴からのニオイに反応したとします。そのときには、仲間に“ここに反応しているので、中に入れるコが探してみてくれないか”と依頼すればいい。
実働では一人で探すことはありません。ならばチームでカバーし合えばいいのです。
要は適材適所です。そのコにもきっとできる仕事がありますよ。あきらめずにがんばってください」
とニッコリ微笑んで答えてくださいました。

私、そのコがどんな思いで今まで過ごしてきたかを知っているだけに、いい歳こいて不覚にも涙チョチョ切れそうでした。

この人たちに出会えただけも、訓練を続けてきた甲斐がありました。


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ニックネーム 空 at 00:00| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする