2006年06月13日

「いってらっしゃい」の罪

先日、動物病院に行ったときに、とても悲しい光景を目にしました。

花を連れて待合室に入ると、ガラス越しに見える診察室の中が、ただならぬ様子です。
先生やスタッフの方が忙しそうに立ち働き、酸素ボンベなども見えて、一頭の犬がまさに危機的な状況なのがすぐにわかりました。
10分ほども続いたでしょうか、酸素吸入や心臓マッサージの甲斐もなく、その犬が息を吹き返すことはとうとうありませんでした。

梅雨の長雨つづきで、なかなか散歩に連れて行ってあげられないのを、不憫に思ったのでしょう、それまでにも何度かやったことがあったので、外に出たがる犬をつい「いってらっしゃい」とフリーにしてしまったそうでした。
しばらくして帰っては来たものの、朝ごはんをもどし、グッタリした後、痙攣しはじめたので動物病院に連れてきましたが、そのときは既に心肺停止状態だったようです。
どこかで、除草剤か殺鼠剤のような毒物を舐めたことによる中毒死でした。

この時期は、雨が多いので、農薬やナメクジよけの薬などが溶け出して水に流され、普段なんてことないような水溜りでさえ、危険になることがあるそうです。

「こんなことなら、もっと大事にしてあげるんだった。ごめんね、ごめんね」と遺体に向かって泣きながら話しかける飼い主。
子犬の頃からのかかりつけ医だったという先生も、涙を流しておられました。

自分にも悲しい経験がありますが、犬は飼い主の目の届かないところでは、フリーにするもんじゃありません。
飼い犬の判断力なんて、人間社会の中では、たかが知れています。
長年一緒に暮らしてきて、ほんの一瞬の油断で、かけがえのない命を失ってしまうこともあるのです。
犬を飼うということ、命を預かる責任の重さを、改めて思い知りました。

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今日のトレーニング 久しぶりの散歩、外でマテ
今日のメニュー ドッグフード&豚バラ

ニックネーム 空 at 07:10| Comment(16) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする