2006年03月23日

訓練をする理由

毎日、家の中や散歩に出たときに「伏せ」とか「待て」とかやっていますが、本当は花がセラピー犬や災害救助犬になれなかったとしても構わないんです。
と、こんなことを言うと誤解を招くかもしれませんが、興味のある方は、まぁ聞いてください。
中学生の頃、北海道の旭川市という所に住んでおりました。学校からの帰り道、街灯の下を子犬がヨチヨチ歩いているのを見つけました。高校受験を控えていたので、たぶん2月頃だったはずです、気温は氷点下で雪がシンシンと降る夕方でした。友達と「捨て犬かぁ、でもこんなに寒くちゃ、すぐ死んじゃうよね」なんて話しているうちに、足元に懐いてくるその小さな命を、どうしてもほっとけなくなり、親の怒る顔を想像しつつも、結局抱いて帰りました。当時、犬の飼い方など全く知らなかった私と、兄にゴローと名付けられたその犬は、食べる時も、寝るときもいつも一緒でした。それはそれは素直な犬で、拾ってきたその日から一度の粗相もなく、人だろうと犬だろうと、誰とでもすぐ仲良くなり、とても聞き分けのいい犬でした。そんなゴローを、それからわずか1年半後、自分の不注意から交通事故で失いました。「怖かったよー、痛いよー」と悲鳴をあげながら、走って戻ってきたゴローに何ひとつしてやれないまま、彼はわずか数分で私の腕の中で死んでゆきました。翌日、ダンボール箱に入れたゴローの亡骸に、花とお菓子を添えて、裏山に埋めたときのことは、20年以上も前のことなのに、今こうして書いていても、また涙が溢れてきます。以来「もし今度、犬を飼うとしたら、もう二度とあんな無責任な飼い方はすまい」と心に誓い「マテや出せが出来れば、緊急事態のときでも、きっと救えることもあるだろう」との思いから、花を訓練しています。花に天寿を全うさせることが、亡きゴローに対する、せめてもの償いのつもりです。

ゴロー、守ってあげられなくてごめんね。私は今、また犬と暮らしているよ。
お前と虹の橋をわたるときには、花を紹介するよ、そのときはまた一緒に遊ぼうね。

ニックネーム 空 at 07:05| Comment(7) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんか、私まで涙うるうるになってしまいました・・・・
Posted by キャッシュのマミー at 2006年03月23日 07:33
ママさんに拾ってもらったゴローはとても幸せだったと思います。
きっと虹の橋で、花ママとパパを見守ってると思います。
「責任あるな飼い方」
その気持ちが大切です。
Posted by ギママギ at 2006年03月23日 14:50
うううう〜〜〜〜
涙なしでは読めません。。。。
私たちのハーウィーも交通事故で一本足がありません。私の「マテー!ダメー!」という声も届かず目の前でボールをおっかけ道に飛び出してしまいました。今も元気で生きてくれてるからいいものの 私ももう少しで大切な愛犬をなくすところでした。。。
犬のしつけって、ホント守る為にも必要なことですね。あれから私も徹底してしつけをしました。今では何に興味があってもがまんしてくれるようになりました。でも、私もまだまだ。これからもがんばっていきます。花ちゃんも飼い主さんといっしょにがんばれ〜♪
Posted by ミレット at 2006年03月23日 17:34
ギママギさんへ
そうですよね。犬を飼っているというのは、神様から命をあずっかているってことですよね。最後まで責任もちましょう。
Posted by 空 at 2006年03月23日 21:09
ミレットさんへ

今日はちょっとウルウルな話題でしたが、明日からはまた、オチャラケ路線です。また見てくださいね。
Posted by 空 at 2006年03月23日 21:11
僕も以前飼っていた犬を事故で亡くしました。脱走癖があり隣で飼われていた犬(土佐犬)の檻が開いて咬まれてしまいました。脱走をやめさせる訓練をしていればあのコを助けられたと思うととても辛かったです。ぷちも時々マテが効かない時があるのでもっとちゃんと教えないといけないなと改めて考えさせられました。

ゴローは雪の中凍えるトコロを助けてくれた空さんに感謝してたと思いますよ!1年半とっても幸せだったはずです!

僕を泣かせるにはあまりあるエピソードでした。。(かなり涙腺ゆるいんです(ToT))

Posted by ぷち家 at 2006年03月27日 22:06
ぷち家さんへ
そーですか、泣いてしまいましたか。
ところで、泣いているところをmaoちゃんには目撃されませんでしたか?
「うっ、お父さんたら、パソコン見つめて泣いてる・・・?」なんて。
またそのうち寄らせてもらいます。
Posted by 空 at 2006年03月28日 12:58